1か月ちょいで約24万語読んだ
2月1日から3月8日までの1か月ちょいで、東野圭吾の三作品(容疑者Xの献身、悪意、聖女の救済)を英語で多読しました。三作品合計の総語数は約24万語なので、期間が1か月ちょいであることを考えると、結構読めたなあと感じています。
容疑者Xの献身 (The Devotion Of Suspect X)
悪意 (Malice)
聖女の救済 (Salvation of a Saint)
個人的には、容疑者Xの献身が断トツに一番面白くて、その次が聖女の救済、最後が悪意かなと思います。
東野作品の何が面白いか。まず、速攻で殺人事件が勃発。警察が聞き込み開始。聞き込みが超絶細かいことまで聞くので、捜査対象者から「それは事件と関係ありますか?」と何度も言われる。読者も「それはさすがに関係ないやろ、ガリレオさん」と思う。最終的に全ての伏線をキレイさっぱり回収。お見事。
— ネバーギブアップ男@はてなブログ (@eigo_kanzen) 2020年3月8日
今回この記事で書きたいのは、本の内容に関する感想ではなく、「英語の多読」を目的として、読む本を選ぶ場合のチョイスとして、この三作品は凄く良いチョイスだったと思うので、そのことについて書きたい。
三作品を読む前の私の現状
前提として、私の「英語を読むこと」のレベルの現状としては、こんな感じ。
三作品を読んでみて、チャレンジするにはちょうど良いタイミングだったかなと感じました。難しすぎないし、簡単すぎないと感じられた。
TOEIC Reading 380点
2019年12月受験時のスコア。その時は、時間が足らずに3問塗り絵しました。
eigo-study-kanzen.hatenablog.com
多読で既に読んでいた総語数 約140万語
語彙制限本のラダーシリーズやCambridge English Readersをメインに読みました。
この約140万語はだいたい1年かけて読んだ量です。下記が関係する過去記事。
eigo-study-kanzen.hatenablog.com
作者を一人特定する
「英語の多読」を目的として、読む本を選ぶ場合、作者を一人特定し、その作者の作品を次から次に読んでいくスタイルは非常に効率的だと感じました。作者を選ぶ際に、大事だと思うのは、下記3点。
面白さ
これは言わずもがなですが、コンテンツとして面白いことが大前提。「続きが気になって、つい夜更かししてしまって寝不足」みたいになれるほど、ハマることができる作品が理想。私も、東野圭吾作品に完全にハマっております。
英訳されている作品が多い
作者を一人特定し、その作者の作品を次から次に読んでいくスタイルで効率的に多読を進めていくには、前提として英訳されている作品が多いことが挙げられます。この条件で、候補が結構絞られてしまいます。
作品のジャンルが似たものが多い又はシリーズ物
これは「慣れ」を利用し、読むスピードを上げるためです。東野圭吾の場合は、サスペンス 。作品によって、もちろん中身は違えど、速攻で殺人事件が勃発→警察が聞き込みを開始→怪しい被疑者はいるけどアリバイがある→ガリレオ活躍!みたいな大きなパターンはあります。この大きなパターンがあるということが、英語で多読する上で助けになります。これがあると、「何かよく分らんけど、とりあえず読み進めていこう」ができるんです。
シリーズ物もまさに同じことが言えるし、登場人物を覚えたり、キャラ設定を把握する時間が節約できるので、多読におススメです。
日本人作家なら、なお良し
そもそも日本人作家の小説は、読み慣れているので、言葉以外の面で理解が難しかったり、誤解をすることが起こりません。逆に、海外の作家の作品の場合、言葉以外の面(文化や習慣等)で引っかかることが発生しやすいです。
「海外の作家の作品を読んでこそ、彼らの文化理解に繋がるのだ!」と高尚なことを考える人もいると思いますが、私は「英語を読むスピード、理解するスピードを上げる」という目的のために英語の多読をしており、その目的達成のためには「とにかくたくさん英語を読むこと」が大事だと考えているので、このスタイルで今後もいきます。
多読は絶対Kindleでするのがおススメ
英語の多読をやるなら、絶対にKindleでするのがおススメです。というか、これまで書いてきた作家を一人特定するとか、日本人作家が良い等々よりもKindleで読むことの方が重要なくらいです。便利すぎて、よくTwitterでも「Kindle便利やわ~」とつぶやいております。「いや、私は紙派なんで」っていう人もいると思います。でも絶対おススメ。止めた方が良いです、Kindleの食わず嫌い。要は「慣れの問題」だけなので。
Kindleでの多読に慣れてくると、今度は逆に紙の本での多読がめんどくさくなってきた。単語調べたい時に、調べたい単語を選択すれば意味が出てくるKindleすごいわ。紙だとスマホのweblioアプリでスペル打つのがめんどくさい。
— ネバーギブアップ男@はてなブログ (@eigo_kanzen) 2020年1月18日
本当にKindle便利。洋書の多読を長時間やるコツは、ジャンルの違った本を並行して読むことだと思う。これは洋書に限らず、和書でも言えるけど、1つの本を読んでると飽きちゃうから。かと言って、出掛ける時に2冊も3冊も洋書をカバンに入れて行くのは重い。やっぱ、Kindleでの多読が便利。
— ネバーギブアップ男@はてなブログ (@eigo_kanzen) 2020年2月1日
今は、長編作品「白夜行」に挑戦中
聖女の救済(Salvation of a Saint)、読了。これは容疑者Xの献身に並ぶくらい良かった。悪意より断然好き。
— ネバーギブアップ男@はてなブログ (@eigo_kanzen) 2020年3月8日
お次は、白夜行(Journey Under the Midnight Sun)。長編作品なので、かなり時間がかかりそうだが、チャレンジ。東野作品4作目。 https://t.co/pZzZROSPIa pic.twitter.com/a67rhJOGYa
3月8日から、「白夜行」に挑戦中です。これが500ページ越えの超長編。面白いと評判なので、どんどん読んでいこうと思います。
ではでは。
★その後の話
eigo-study-kanzen.hatenablog.com
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